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 gadgets on my desk 

         ver.2.0

マイ創作基地の装備たち

​自作PC

​ミラーレスカメラ購入をした2012年末から自分の創作基地の環境を整えてきたが、それから4年たち愛機であった VAIO SVE14AJ 

- 通称「ゆるふわVAIO」- の調子が悪くなった。で、このことをきっかけに、いろいろあった不満を自分用にカスタマイズした自作PCを製作することでイッキに解決することを思いたった。

​組み立て、配線、通電・起動までは順調に進んだが、その後約七か月間原因不明のマシントラブルに悩まされ、試行錯誤ののち、やっと最近稼働が安定してきたので、このホームページで紹介することにする。

もともと私のメインマシンだったノート型PCというものは、「持ち歩き・バッテリー駆動・且つ長時間作業に耐えること」が前提なので、省エネ設計が絶対条件である。また放熱にも限界があるため、いくら高価なCPUやクロック数の高いハイスペック機を選んでもその処理能力をフルに引き出すには限界がある。

しかし、自作のデスクトップならそんな限界は軽々打破したスペックのマシンが自由に組める。今回初めて知ったが、過熱したCPUを冷却する水冷クーラーまで売っている。

デジカメは、連写を駆使すると画像データはすぐ千枚を超える。音楽もハイレゾ化が進んでいる。OSもWindows10がスタンダードになりつつある中で、左の図の様なPCのスペックアップを思い立った。

このマシンでデジカメのSDカードを読み込むと、大量の写真データもサッと一覧で画面に現れる。取捨選択作業もスピーディに進む。

なお、このPC自作の悪戦苦闘の日々は「裏blog」で紹介しているので、興味のある方はご覧ください。

モニター

今回の自作PCで大きく変更されたのは、ディスプレイが2台になったことだ。

 

Windows10の特徴は、タブレットモードによるタッチオペレーションである。これは、ツインディスプレイ化することで、写真データ整理・編集の際に大きな威力を発揮する。~ つまり、一台のモニターで写真データリストを映し出し、タッチ操作で選択した画像をもう一台のモニターで大写しにして、画像チェックがスピーディに行えるということ。

DELL D2314T

タブレットモード用のタッチモニターでちょうどよい大きさのものがなかなか見つからなかったのだが、DELLにピッタリのものが見つかり、かつ、チルド機構がついているので、ほぼイメージスケッチ通りの機器セッティングが出来た。

EIZO Colour Edge

CX-240

カラーマネジメントモニターと言って、液晶画面ながらも、かなり微妙な色調整ができる。写真用プリンターとペアで、限りなくプリントアウトに近い色がこのモニターの画面上で確認できる環境づくりが可能。つまりちゃんと調整・設定すれば印刷前に画面上で色校正ができるということ。

上記のDELLのモニターにタッチ・選択した写真をこのカラーマネジメントモニターで大写しにして正確な色確認と緻密な調整ができる。カメラのデジタル化にともない撮影データをPC上で容易に補正できるようになったが、その後いちいちプリントアウトしなくても画面上でできあがりのシミュレーションが出来る環境自体はとてもありがたい。

以前VAIO(Windows7マシン)を使っていた時は、何日も徹夜して色調整を行い一度満足な状態にまで持ち込んだが、今回の自作化でWindows10に移行した時点で、カラーマネジメントソフトの多くが役立たずになってしまい、また、マシンの初期トラブルにより、未だ極めてラフな調整しかできていない。

プリンター

Canon PRO-10。顔料系プリンター。

 

通常のプリンターと違い、インクが紙に染みこまない。ちょうど油絵具がキャンパスの上に乗っている様にインクが紙の上で固まるタイプ。よって、乾くのに時間がかかるが、発色、階調はすばらしい。とってもデカイです。

ハイレゾオーディオ

NU FORCEの小型アンプと、ECLIPSEのシングルコーンスピーカーのシンプルなシステム。このアンプには小型ながらも同軸や光ケーブル用の端子が装備されている。今回のPC自作化には、膨大な写真データ整理に適した環境づくりという目的があったのだが、さらにもう一つ、この光端子に対応したPCオーディオ環境の実現をしたかった。

 

今回選んだマザーボードに装備されている光OUTPUT端子とNU FORCEの小型アンプの組み合わせにより、今ではスタジオ並みの 24bit,96000Hz の再生が実現している。

 

ハイレゾ化により、サンプリング周波数が緻密化すると、音のほうは不思議といわゆるデジタルっぽさが消えて、生音に近づいていくように思える。録音がいいチェロのソロ演奏などを再生すると、演奏開始前の奏者の呼吸まで聴こえるものもある。

マスコット

昨年のゴールデンウィークいい天気が続いた。5月は1年で最も花が美しい季節だと思う。

で、妖精フィギアとお花のコンピレーションのイメージがわいて春~初夏の庭をモチーフに、写真の様なお飾りを作ってしまった。

 

個人的には、「色合わせが絶妙!」「首のかしげ方がシンメトリでGOOD!」「会心の出来!」と悦に入っていたが、家族や友人に極めて評判が悪い。「ついて行けん。」くらいならまだいいが、「気持ち悪い」という意見まで飛び出す始末。なんか、蝶々のモチーフのフィギアなのもあり、美少女を昆虫採集みたいに標本にしているイメージを持つ人もいる様で、その人は一言「あぶないね~」だと。

でもこのカラーリング、気分が華やぐので寒さが緩む季節には飾ろうと思っている。ちなみにお名前は、左が「デイジー」右が「アナベル」と仰るそう。最近こういったキャラクターはゲーム業界の影響か、こと細かい背景設定がされていて、その設定では二人は姉妹で、アナベルがお姉さんだそうだ。

 

 

カメラ

オリンパスの E-PL5と、富士フイルムのX-pro1。

 

もともと、この2台を同時購入したことに始まり、わたしの創作基地はスペックアップしていった。

今回の自作PCはその最たるものである。

この4年の間に、レンズも少しづつ買い揃えていった。

 

純正レンズ装着時には、X-pro1はその画像の緻密さに、E-PL5は機動力・特にシャッタースピードや連写性能に、それぞれ軸足を置いた撮影に威力を発揮する。

 

今回もう一つ特筆すべきことは、ミラーレス化されたカメラの、そのフランジバック薄さから、大学時代に使っていたキャノンのFDレンズも再び活躍できる状況になったのに加え、それこそ戦前のライカやカールツァイスといったオールドレンズですら装着・再活用が可能になったことだ。これらオールドレンズとカメラをドッキングさせるアダプターなんかも気の利いた性能のものが登場して選択の幅が拡がっている。

これらにより白黒フィルム時代のオールドレンズを使用することで、デジタルカメラとは思えないような低コントラストな写真や味のあるボケ、にじみのある写真撮影ができる。

​詳しい解説と作例は、photo & lens collection に書いてます。

旧P C - VAIO SVE14AJ -

自作PC稼働後、それまでの写真や音楽データを前のPC - VAIO SVE14AJ - から引っ越した。

 

その後、何年かぶりにリカバリーディスクでクリーンインストールしなおした。すると、ヘビーなパワポデータもサクサク、よくあった原因不明の画面のチラつきも消滅。

以来、写真と音楽は自作PC側で、仕事とファイナンスの管理はVAIOで、という住みわけが出来、6年目に突入せんという状況だが、元気に働いてくれている。

もともと、包み込む様なフワッとしたデザインが気に入って買ったので、可能な限り使い続けたいと思っている。

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