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エロティック! でも下品じゃない。

去年、14年ぶりにアルバムを発表したMONDO GROSSO、一年を待たずして、ニューアルバムの発表があった。内容は前回の第二部という印象。前作で試みられた、いろいろなゲストにボーカルで参加してもらい、歌詞も日本語というのも前回からの流れ。テーマも前回に引き続き「コントロール不能な世界とわたし」とでも言う様なトーンで、この世を生きる閉塞感とそんな世界で起こる刹那的な感情の高まりが表現されている(と、思う)。

で、今回のMVで印象に残ったのが「偽りのシンパシー」。もうこの曲、出だしのイントロとボーカルの第一声だけで、OK! 

ドラマの主題歌にもなったのでご存知の方も多いと思う。 ~ 歌っているのは、アイナさん。

このアイナさん、アーチスティックないでたちながら、本職はBiSHというアイドルグループのメンバーだ。彼女はこのアイドルユニットで振り付けも担当している。と、いっても、本職の振付師というわけでもないらしく、振付師を雇うお金がないので、自分でやり始めたというのがホントらしい。しかし、このダンス、エロチックである。でも、下品にならない、崇高さすら感じてしまうのは彼女の真剣さゆえだろう。期せずして開花した才能を観る思い。身体いっぱい、おんなであることを表現している。先週Suchmosの時にも書いたが、潔くまっすぐに表現に取り組む姿勢が感じられる。彼女は大阪出身とのこと、関西の女性らしい情熱あふれた方なのかな。楽しみです。

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