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no・gi・za・ka!

夕方になっても気温が38℃の大阪・長井のヤンマースタジアムで、乃木坂の「真夏の全国ツァー2018」を観た。

東京での明治神宮野球場と秩父宮ラグビー場の2会場を同時に使って開催された「シンクロニシティライブ」でも話題になったように、規模的には過去最大になるツアー。そして嬉しいことに、このタイミングに合わせて発売された彼女らの21stシングル「ジコチューで行こう!」のセンターが、私のアイドル”齋藤飛鳥さん”である。しかし、自己評価の低い発言を連発していた"あしゅ"が"ジコチュー"とは! 秋元さん、狙ってるのかな。

コンセプトは、「特急・乃木坂が、全国を走る‼」。ロゴも最近の駅の表示システムを模した「N46」になっている。コンサートの演出でもオープニングやエンディング、その他の要所々々でアリーナを周回するトロッコ電車が活用されていた。

お約束だらけの観客の合いの手に付いていけないながらも、熱い夏の一夜の大規模イベント、楽しませてもらった。(ちなみに、私の隣にいた方は多分私より年上だと思うが、合いの手は完璧だった。井上小百合さんのファンらしい。ナルホド!)

明るいうちからの開演とあって、照明演出に限界がある。だからスタジアムのフィールドをいっぱいに使ったステージデザインが、開演前から"今回の演出は規模で勝負!"を予感させる。トロッコが会場を周回、メンバーが縦横に走り回る展開、そして今回何よりの新機軸が高さ数十メーターになろうかと思われる「水柱」の打ち上げだった。暑い夏の夕方、西日の差す会場に打ちあがる水柱はいやが上にも会場を盛り上げる。期待を裏切らないスケールの演出。~ 実はこのコンサートに来るまで、「ジコチューで行こう!」が

なんか、AKBのほうが向いてる様な楽曲だなと思っていたのだが、大規模なアリーナコンサートで水柱が打ちあがる中で改めて聴くと納得できた。要は、彼女らが今持っている「勢い」が込められた曲なのだ。(余談だが、なんか引っかかるものがあるときそのアーチストのライブを観ると、その意味するところが解ることが多々ある。ちなみに、昨年は「逃げ水」の中間に唐突に挿入されるピアノソナタは何なんじゃろ?と思っていたが、大阪城ホールのステージを観て疑問が氷解した。)

大きなスケールとインパクトを持ったステージ展開に、理屈抜きに引き込まれる。そして、コンサートが終盤にかかった7時ごろ、すっかり日の暮れた会場に会場が観客の持つペンライトで埋め尽くされた。 ~ ちょっと、30年前にキースリチャーズの復活を演出したローリングストーンズの映画゛Let’s spend night,together“を思い出した。・・・邦題、「夜をぶっ飛ばせ」だ。今の彼女らにピッタリだと思う。

翌朝、体重を測ると二キロ減っていた。

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