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昨年に引き続き、20万円のワインをいただく。


昨年に続き、今年もお世話になってるワイン・ショップで有料試飲会があり、ご招待にあずかった。昨年はヴォーヌ・ロマノ村でロマノ・コンティの畑のすぐ近くで作られたロマノ・サン・ヴィヴァンというワインだったが、今年の目玉は、グラン・エシェゾー2001というワイン。

ブルゴーニュの中でも高級ワインを生産する地域・コート・ド・ニュイ。ロマノ・コンティ社が所有するヴォーヌ・コンティ村の東隣に位置するもう一つの特級畑・フランジェ・エジェソー村で作られた。さて、ボクに味がわかるかな??

 グラスに30mlカッキリ注いでもらう。 ~ 品種はもちろんピノ・ノワール。気難しいくて生育に手間がかかるが、ちゃんと育てるとすばらしいワインができるツンデレなブドウ。もちろん、ロマネ・コンティもこの品種だ。

年を経て退色したレンガ色が、いかにも熟成を感じさせる。ブランディっぽい香り、でも味はというと強いというのではなく、さわやかな酸味のあとに渋みが追っかけてくるカンジ。この渋みがレンガ色とマッチしているように思う。豊かでありながら、口に含んだ時の酸味がかろやかで、スッと飲みやすい。昨年飲んだロマネ・サン・ヴィヴァンも酸味に特徴があったように思う。高級ワインと聞いていなければ、スイスイと飲み切ってしまいそうなピノ・ノワール・・・でも、それが一流の証かなと。大人のオシャレの本質はパワーではなく、寸止めなのだ。

カベルネの渋さ、メルローの甘さ、と比べてチャンとしたピノ・ノワールのワインを飲むと、そのかろやかな酸味が心地よい、と、思う。逆に、酸味に特徴がないピノ・ノワールを飲むと、ブラインドテストしても必ず外す。自分の舌にの幼稚さに落ち込むが、今回やっぱりおいしい酸味がピノ・ノワールだと思った。 ~ すごい、おおまかだけど。

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