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意外BREAK・追記-白石の橋本ロス。

昨年のレコード大賞受賞がきっかけで、乃木坂の過去の楽曲を良く聴くようになった。 ~ AKB同様、同じ歌詞を、ワンコーラス、ハモりなしの同じメロディーをほぼ全員で歌うというスタイルが主だが、この「意外BREAK」は例外的・・・と、前回書いた。懐かしいバブリーなカンジとも。で、このちょっとハミ出したスタイルの楽曲をネイティヴなファンの方たちはどう聴いてるのか興味を持ち、ネットサーチしてみると私同様「バブリー!」と言った感想や、「ジャニーズ的」・・・なるほど! といった意見に混じって面白い見方があった。 ~ それは、この楽曲は「白石の橋本ロス」という状況を歌ったものではないかというもの。

言うまでも無くこの曲は、一つの恋を終えて次に向かう女性の状況を歌ったものだ。で、ネットへの書き込みの多くは、空になったサイドシートに集中している。サイドシートに乗ってた人はどんな人???ということなのだが、わたしは当初から「フツー、助手席の方には女性が座らないか???」としか思わず、それ以上深く考えなかった。

しかし、このMVを観ると解釈が一転する。白石と橋本かつて組んでいたユニット「孤独兄弟」。車、湾岸といったテーマの共通点、「孤独兄弟」というユニット名と「孤独DRIVE」という歌詞との符号、快進撃前夜・乃木坂の中での白石のパートナーとしての橋本の立ち位置、2月20日の卒業後の3月というリリースのタイミング ~ デビューからずっと白石の車のサイドシートには橋本がいたのだと。

なるほど~!助手席にも女性が乗ってたのだ。しかも、ハンパな男なんか足元にも及ばない、表現者としてのパートナーだった女性が。

もちろん、「意外BREAK」は白石の手によるものでは無い。しかし、白石の周辺にいるプロデュースチームがそういうストーリーを組み立てたことは、想像に難くない。そしてこの場合、白石の橋本ロスを表現した楽曲が白石の手によるものでないというのは、大した問題ではない。「乃木坂46」という「世界」はこういった重層化された物語の連続、奥深く多面的なイメージの総体として、また、熱心なファンに向けて発信されるメッセージとそれを読み解く知的ゲームとして存在する。 ~ イメージ・プロデュースというのは、そういう状況を生み出す活動なのだ。

大変興味深い意見をブログに載せていらした、熱心な一人の乃木坂ファンへのリスペクトを込めて、下記URLに勝手にリンクを張らせていただきます。 ご興味のある方は、ゼヒ!。

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(意外BREAKの「BREAK」の意味。http://omoinogi.hatenadiary.com/entry/2017/06/13/191914 written by 「ジュリのいる場所」さん)

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