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Perfume 2daysライブも、二度観る。

以前から一度見て観てみたいと思っていたPerfumeのステージ。 e+から京セラドーム2daysの先行抽選の受付メール来たので応募したら1日分当たった。欲出して一般販売でも申し込んだらさらに2日分手に入ったので、1枚は日ごろお世話になってるデスクの女性にプレゼントして、残りは自分一人で2日連続で行くことにした。

正直バンドがいないライブというのは初めて。というか、ここまで視覚重視のライブというのは初めてだった。~これは"演出"というよりは、ほとんど"設計"。

Perfumeのライブは最新のテクノロジーと不可分になっており、その意味では新しい演出スタイルを提示してくれるイベントともいえる。おそらく来場者もそれを期待して会場に来ていると思う。実際、ドームが小さく感じるほどスケールの大きな演出。

テクノロジーを駆使した空間の中で、Perfumeの3人は違和感なく作り物の様なクールな佇まいを見せる。特に、数学の順列組み合わせの様に同じ動きをずらして展開していたかと思うとすぐ統一した動きに戻る、その融通無碍なダンススタイルには気持ちいい緊張感がある。

他にも、長い手脚のルックス、それを生かしながらも3人各人微妙にデザインを変えた衣装、ダンス時の布の揺れ、広島弁のMCの楽しさに代表される生身の女性としても魅力的な部分、シンボルマークのグラフィックや場外で売られているノベルティもデザイン的に高レベル(しかし、ツアーパンフレットの表紙は何という印刷なのだろうか。しかも、二部構成。)だとか、とにかくいろんな意味で演出の守備範囲が広く、深い。その広く深い世界を3人は見事に受け入れ、体現する。

昔、「音楽」には「スピリット」や「ハート」、もっというと「個人の想い」や「思想」が求められた。だが、Perfumeを見ていると、「Pops」には「ギミック」さえあればいいのかな、とも思う。

かつて、U2も「ZOO TV」という最新テクノロジーを駆使したコンサートを東京ドームで行った。だが、同じようなことをしていても根幹にある思想には大きな開きがある。もちろんPerfumeに思想性は希薄だが、思想的足かせかせ無い分自由。むしろこの場合、価値があるのは「思想」や「メッセージ」ではなく、その最新の「ギミック」に挑戦し続け、本気で心血をそそげるプロ意識の高さ、だ。

今回、2日続けて観たことにより、1日目だけでは気が付かなかった演出ディテールに2日目はたくさん気づかされた。詳解もできるのだが、まだツアー中でもあり制作者が望まないネタバレすることのは、同じ制作に携わる者として本意ではないので割愛します。ただただ、一生懸命に仕事に携わることの大切さを改めて感じた2daysでした。

チームPerfume、いい仕事してます。エネルギーもらいました。ありがとう。

ところで、あ~ちゃんのお父様は私と同じ和歌山の方なのですね。年齢的にも私くらいでしょうか。急に親しみがわきました。

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