COMIC in the '80s ②:ぼくの恋愛バイブル
- ファンシィ ダンス 岡野 玲子 著 プチフラワー1984.10.~1990.3.で連載 小学館 刊
- 2016年3月20日
- 読了時間: 2分

今週は80年代ミュージックのお話をお休みして、マンガのお話です。
「待てる」あなたの「どっぷり浸らない寸止めスタイル」が「オシャレ」を呼び込む。待てるという能力はオシャレに通じるというお話を先週しましたが、「待ってる」といえば、このお話。「ファンシィ ダンス」。わたしの恋愛バイブルです。
作者は、岡野玲子さん。「陰陽師」の作者と言えば、ご存知の方も多いと思う。
自意識過剰でスタイルにこだわるこの時代の典型的な若者である主人公と気になる彼女の間には、特に決定的なことが起こるわけでもなく、ある種の手詰まり感を抱えながらも、軽く明るく、あっけらかんと日々日常の生活は流れていく。
しかし、ある日、主人公は僧侶になる修行のためにお山にこもる事に。それも、数年という単位で。ここから、彼と彼女の「待ち」の日々が始まる。

この本に出会ったときは既に30才を過ぎていたのですが、このある種じれったい様な「寸止め状態」が「オシャレ」であることに目を見開かされ、「ええホンやな~」と感じ入っていたところ、岡野さんのサイン会が下北沢の書店で開かれる事に。その日行ったら、たまたまわたしが一番で、しかも30過ぎの男が来たということで、非常に珍しがられ、出版社の方から写真をとられ、ご本人から後日お手紙をいただいりもした。
その日、このマンガのハッピーエンドの最終ページ・・・主人公がドヤ顔で「本当に楽しい事は、これからさ。」と言って、彼女と去って行くラストシーンの対向面に、「大河内様へ(プラス、小さいハートマーク!)」と、サインをいただいた。 以来、なんかこの本が私のために書かれたような気がして来て、せっかくなので、今日まで勝手にそう信じ続けさせてもらっている。
岡野さん、ありがとう。
この本がなければ、今の私はありませんでした。
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