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きよしこ

奇跡が起こるクリスマスイブにふさわしい短編をひとつ、ご紹介したいと思います。

何か、言いたい事があるのに、それを飲み込んで耐えているような男の子が描かれた表紙。

小学生の主人公は吃音をかかえ、その気後れからコミュニケーションに支障をかかえている。彼の想像上の友達が「きよしこ」。

クリスマスソング「清し、この夜」を「きよしこの、夜」と思い込んだところから、彼は「クリスマスに、『きよしこ』という名の、自分の友達になってくれる男の子が訪ねてきてくれる。」という想像をする。その一方で、そんな子やってこないのは彼にはわかっているのだが。

でも、クリスマスの夜・・・

だいじょうぶ!! 思いはきっと伝わる。

では、皆様、メリークリスマス。

・・・次回は、12月24日

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