■ Electric Basses
ATLIER Z
青木智仁モデル
80年代の杏里や中山美穂に代表される、角松敏生サウンドを支えたベーシスト、故・青木智仁さんのモデル。裏には、本人のサインが入っている。
東京・立川に工房を構えるATELIER Zというメーカーのもの。タワーオブパワーが大好きだった青木さんのモデルらしく、使われてるパーツも木もヘビー級なら、出てくるサウンドもバーンとヘビー級。八キロぐらいあるんじゃ無いかな。でも、無骨に重いだけで無く、先日分解掃除をしたのだが、ネジを外してもネックとボディーとくっついてるくらいの、宮大工の様な工作精度の高さ。
ピックアップカバーの高さも絶妙で、スラッピング奏法などでは、指が深く入り込まず、ホント、もンのすごく弾きやすい。
音はヘビーでパワフル、でも、演奏は軽やかにできるというすばらしい楽器。池袋の楽器屋さんで弾かしてもらったとき「あっ、運命の楽器に出会っちゃったカモ」と感じたくらい、このベースとの出会いはハッピーでラッキーでした。
YAMAHA Pulser Bass 600
大学に合格した時、親戚あっちこっちからいただいたお祝い金 計20万円で何か買おうと、結局、建物の勉強用にと、一眼レフ Canon F-1 と、自分の趣味用にこのエレキベースを買った。
高校時代の同期に、●村くんという、田舎の進学校の学生アマチュアながら、「8.8.RockDay」という当時のメジャー音楽イベントに出場して、プロにスカウトされて「すみません、ぼく、勉強があるんで・・・」と、断って帰ってきたという、テクも笑いのセンスもバリバリのファンキー・ギタリストがおり、その彼に頼んで、地元の楽器屋さんでベース選びのアドバイスをもらった。
そのスジでは有名な彼を連れて行くと、楽器屋の店長さんも愛想よくいろいろ楽器を触らせてくれたり、高いシールドや革製のストラップをおまけしてくれたりで、大変いい思いをした。
その北●くんが推薦してくれたベースが、この「ヤマハ パルサーベース」6万円なり。
なんでも、「高級というわけでは無いが、初心者のための楽器というのを充分超えたレベル」とのこと。
以来、40年近くのお付き合いである。K村くんの見立てがよかったのか、いまだにネックもしっかりしており、音もちゃんと出る。
●●くん、同窓会にも来ないでどうしとるんかいな。