CICADA 自主企画 ~ 閉塞感と、一途さと。

CICADAひさびさの自主企画のライブを渋谷で観た。

 

彼らはわたしにとって、退屈することなく、気持ちよくライブを最初から最後まで観れる本当に数少ないバンドだ。どんなバンドでもライブの途中でだいたい一度は腕時計を観てしまうが、彼らに関しては本当にそれがない。自分好みの音が流れる中で、文字通り「時間を忘れて」「気持ちよく」時間が過ぎていく。

 

 

昨年春のステージで約束していたニューアルバムが出るわけでなく年は明け、また、今回の自主企画自体も約二年ぶり。昨年はメンバーそれぞれのバンド外のアーティストのコラボが続いた。一見、活動の幅が拡がっていた様に見えたのだが、城戸さん曰く、実は「もんもんとした一年」であったらしい。基本関西でのライブでしかお目にかかれないし、タイミングが合えば若干言葉を交わせる程度の一ファンだから、彼らの中で何が起こっているのかリアルに知るよしもないが、なんとなく閉塞感があることが分かる。若林さんが曲を書けない状態が続いているのか、はたまた、退屈か、不安か、次なるテーマなのか・・・何なのかよく分からないが、自主企画にしても、ニューアルバムにしても、手が止まってしまっていた一年だったと言うことか。

 

 

 

今回、櫃田さんのドラムのそばでライブを聴いた。 ~ 「あいつ、クソ真面目なんですよ。」とは、元メンバーの木村さんによる櫃田さんの人物評だ。彼、ものすごくウマくなっている。硬質でタイトな音が越智さんのベースにピッタリだ。いろいろ身体的にはシンドそうな状況の中で寝る間を惜しんで、また、ドラムという練習場所が見つけにくい楽器の担当でありながら、時間と場所を確保しながら、迷うことなく、一心に練習に打ち込んでいる成果だと思う。

 

仕事でも創作活動でもそうだが、閉塞感に襲われたときというのは、その原因が自分にあるのか、他にあるのかが見極めにくい。ただ、どちらにしても自分で状況をコントロール出来てないというのは同じで、未来が見えない鬱々とした気分が続く。~ 今の時代、けっこうこんな気分の人って多いんじゃないかな。で、そんな時、自分が置かれている環境のせいにして開き直ったとたん、前進できる可能性はゼロになる。苦しくても一途に信じて今やるべき事をやれるか、しんどくてもやれるか。

    ~ 定年間近の自分にも「次の取り組みと前進」が必要だ、と、自分に重ねあわせた。

Please reload

Recent Posts

December 28, 2019

Please reload