渋くて、解ってる感満載のバンド、ラヴ・サイケデリコのライブを観に行った。2002年に名古屋のHMVで初めてCDを買って以来、ニューアルバムが出たら買ったりかわなかったりという、つかずはなれず聴き続け15年目にしての初めての”生デリコ”である。

 

待ち列の観客にあまりカップルがいない。デリコが好きなもの同士の同性グループといった感じで、たまにカップルがいても「結構わかってるカンジのイケてるカップル」という風体だ。もちろん、私の様に一人で来ている観客も多い。~ みんなバラバラであまり統一感が無い。乃木坂の対極。歌手じゃなくて音楽にファンがつくタイプのバンドのライブの観客というのはこんなカンジだ。

 

初めての”生デリコ”を観ての第一印象は、「カッコイイ」でも「渋い」でも無く、「へぇ~、結構愛想いいんだ。」だった。 ~ 音楽はダルでヘヴィー、アルバムのジャケ写も、KUMIは結構眼ぢから強いし、ギターのNAOKIはサングラスかけてることが多いので、なんか柴咲コウとキース・リチャーズみたいなイメージ持ってたのだが、二人とも「ミドリのマキバオー」の様な歯並びのいい口を全開にして、にこやかにしゃべり、うたい、演奏する。 ~ でも、それが、カッコつけてるより逆にカッコいい。

 

昨年がデビュー15周年、バンドの結成は青学在学中からなのでもう20年経つ。KUMI 41才、NAOKI 44才、早いものだ。 ~ 彼らの様なトラデッショナルなR&Bバンドは、ローリング・ストーンズの例をみるがごとく、ルーツがはっきりしていて、しかも、その分野の音楽を深く愛し理解しているだけに、変化は少ないが長続きする。(逆に変化を求めたビートルズは解散し、再結成すること無くすでにメンバー4人のうち2人がすでに鬼籍に入っている。)

 

長いバンド活動で固定化するファン、でも、彼らの音楽が好きでライブに脚を運んでいる大人のファンなので、固定化したファンにありがちな妙なダンスや合いの手といったお約束は一切無し。そういった意味でも乃木坂の対極だ。音楽でなくタレントやキャラクターに付くファンが集まるライブはその分ステージと観客の関係性かせ強調され、いきおい、お約束が増える。

 R&Bラバーのバンドを観に、R&Bラバーが集まる。そして、バンドはニコニコと心地よい音楽を演奏し、オールスタンディングで集まった約2,000名の観客は、めいめい思いのままに身体を揺らす。 ~ 久しぶりの、大人のライブ。

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February 2, 2019

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