先月末スタートした沢田研二デビュー50周年コンサートツァーが、早くも大阪にやってきた。3階の席だったが、運良く抽選に当たったので観に行くことが出来た。会場は精一杯着飾った元気なナニワのオバチャンでいっぱい。私のそばに座っていたオバチャングループがオープニングから立ちあがり、その後ろの席の客が「座れ~!!」と大声で野次り、さらに沢田研二がステージ上からたしなめるところから始まった。さすが50周年、ステージと客の距離感がこなれている。

 

50周年に掛けて過去のヒット曲50曲を歌いきるという趣向。~メドレーも無し。ただし歌うのは一番だけ。それでもしっかり2時間45分のステージとなった。御年69才、やや太った身体でステージを走り回りしっかり50曲を歌いきった。で、50曲歌ったのでアンコールなし。51曲目になってしまうので(笑)。こういったところが沢田研二らしい。

 

今年初めのステージを観に行った際のこのblogにも書いたが、彼はかくあるべし、という方針を立ててから物事に取り組むタイプで、自分のイメージが明確な分こだわりが強い。このこだわりが彼のパワーの源泉だと思う。 ~ 媚びないで、やるべきと信じた様に進める。覚悟を決め、潔く、男らしく、カッコよく。いつも新しいことをして、ぼくをドキドキさせてくれた。決して守りに入らないスタイルが”ロックしてました。~ (余談だが、この”こだわり”には気を付けないと恐ろしいものになるな~、とも最近思い始めている。分かりやすい例だと松居一代の一件がこじれている根本的な原因は”こだわりの強さ”だと思う。こだわりの強い人は自分のイメージに合わないものを受け入れることが出来ない。)

 

今回のツアーは、66か所だそうだ。彼はライブを重視した活動をずっと続けている。めっきりテレビにも出なくなった。普段からそんなことを感じていたが、今回のステージではそのことについても話があり、テレビに出るといろいろやらされるので不本意なことも多く、もういいか、と言う結論に至ったらしい。自分のビジュアル表現の場としてテレビを活用出来る(例えばザ・ベストテンでのTOKIOのパラシュートコスチュームとか)ならいいけど、バラエティ番組とかコメンテーターとしてテレビに出てるジュリーは私も見たくない。(志村けんとのコントならいいけど。)

 

かくして、昔のイメージを保ち(ちょっと太ったけど)、しっかり自分のスタイルを貫く”頑固おやじ”になったジュリーが目の前にいる。ちょっと落ち目になるとライブに客が入らなくなり、対バンライブやグループ再結成に走るしかなくなる人が多い中で、69才で現役、ピンで全国66か所でライブを行える沢田研二はカッコいい。幸せ者である。

 

最後のMC ~「私はこのままいきますから、みなさま、共にこのまま朽ちて行こうじゃありませんか。(爆笑)」

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December 28, 2019

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