人間には、何か始める前にある考えを持って「かくあるべし」と確固たる方針を決めてから行動する人と、周りを様子見しながら行動する人の二種類がいる。このごろ会議ばっかり、検討ばかりして前に進まないことが多いのは、日本が後者のタイプばっかりになってきてるからだと思う。 

 で、ジュリーである。沢田研二は高校時代からわたしのカルチャーヒーローでした。媚びないで、やるべきと信じた様に進める。覚悟を決め、潔く、男らしく、カッコよく。いつも新しいことをして、ぼくをドキドキさせてくれた。決して守りに入らないスタイルが”ロックしてました”。 ~ 彼は明らかに前者のひと。

 

と言いながら、実は生ジュリーを観るのは今回が初めて。幸いチケットがとれたので観に行くことができた。白いヒゲを蓄えて関西弁でMCする沢田さんは意外と気さく。でも、昔の歌は歌わない!「懐メロ歌手ちゃうねんから」という彼の「方針」に基づいた行動である。

 

最初は、昔の曲が聴けないのは残念、と、思っていたのだが、聴いているうちに逆に昔と変わらない”ジュリーらしさ”に感動を覚えた。実はこれ、けっこう勇気がいること。~繰り返すが、彼は行動を始める前に、ちゃんと確固たる成果目標を持って始める。今回は東北の震災後に発表してきた楽曲をいったん総括するライブ、という意味付けが彼のなかにあった。だから今日、昔の歌は歌わない。

でも、「懐メロ歌手ちゃうねんから」と言いながらドームでの還暦ライブでは、デビューからその時までの曲を昼の三時半~夜十時近くまでフルコーラスで歌い続けた。還暦に歌手生活を総括するとなると、これも徹底的。昔の歌を歌う歌わないは、その時々の彼のライブに賭ける”意味”次第だ。

 

日々自分は、どれほど確固たる目的を持ち、実行する覚悟を決めて過ごしているだろうか ~ ジュリーより十歳以上年下の私は、いろんな意味で流されている自分に気づき、新年早々、昔を思い出したり、考えさせられたりしたのでした。

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December 28, 2019

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