ピチカートファイヴ

December 23, 2015

 

引き続き、クリスマスにピッタリの曲を。

「ときめく夜遊び」をテーマにした曲。 ~ 東京は夜の7時 ~ 

 

立て替えられる前の東京中央郵便局のレトロな建物が懐かしい。当時の丸の内は今のような商業化されたエリアではなく、夜になると静かな街だった。静かな丸の内から、賑やかな銀座、芝の東京タワー、オシャレでちょっと寂しい大都会の、大人の、クリスマスの気分が良く出ている。

 

90年代、ピチカートファイヴはいいと思うけど、認めたくない・・・という人が僕の廻りには多かった。

小西康陽という人は、ハンパでないミュージックラヴァー。ものすごく勉強しているので、音楽的なヴォキャブラリーも、CDやそのSPツール、MVのアートワークが群を抜いていた。それが、コマーシャリズムに走りすぎ、スピリットが無い・・・というのが、批判する人たちのおおかたの意見だった。このMV"東京は夜の7時"も、ヨーロッパ映画へのオマージュが感じられる。 (ご覧になる方は画面をクリックして、Youtubeに飛んでください。)

でも、それを差し引いても「イクぜ~、夜遊び!!」とときめかせるものがある。やっぱり、演出がウマイのである。しかも、わかってる感満載の。裏返すと、アッセンブリーされ、設計された、冷めたコミュニケーション。

 

小西康陽さんは、実は私と同い年。70年代以降の豊穣な音楽表現を体験している一方、決定的なヒーローが居ない時代をくぐり抜けてきたという世代である。その状況を嘆いて昔の音楽に戻るのか、その状況を享受して楽しんでしまうのか。小西康陽はあきらかに後者である。ただし、前者を理解した後者。だから、一抹のニヒルさというか、寂しさがつきまとう。 (・・・つつぎは、大晦日に。)

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