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ゲスの極み乙女。その4 ~ あ~、ここにすごくわかってる人がいる。

ベース担当の「休日課長」。雑誌のインタビュー記事で、この方のキャラがよくあらわれてるものがある。

その記事は、「急に出てきて、曲を量産し続け、しかも高いレベルを維持しているこのバンドは、謎である。『逮捕』して『取り調べ』にかけ、その『秘密』をさぐる」という組み立てだったのですが、「ほな・いこかの罪はなんだと思うか」との「取り調べ」に対して、休日課長の「供述書」答えが「クチビル」。 (カット2015年6月増刊号 BRIDGE 「ゲスの極み乙女。全員逮捕!」 株式会社ロッキン・オン 発行)

「クチビル」。よく、こんな答え思いつくよね。スゴイ。すごいセンスです。実はまた二十代なのに。バンド内では、ドS女王様キャラの ほな・いこか にあこがれて、いつも袖にされるオッサンじみた役を演じているのですが、この湿気を帯びた答えはそんな役回りのなかで、たった一言で期待を裏切らない見事なもの。

ライブのMCでも、とりとめなくタンタンと話をして、ほな に突っ込まれるなエノンに比べ、彼は渋く抑揚のある声で、自虐ネタを展開し、場の空気をひっぱることが多いように感じます。よく、わかってらっしゃる。

この方のベースもカッコイイです。こちらも、よくわかってらっしゃる。 上のMV ”パラレルスペック” は、彼のベースが良さがフューチャーされた曲だと思います。0:50あたり、よくわかります。 (ついでに「クチビル」の方も0:24あたりで、よくわかります。) スピーディでタイトですが、トーンを抑え気味にして、前に出すぎない。でも、チャンと唸ってる。

おそらく、他者との間合いを計りそれをキッチリ考えに入れた上で、コミュニケーションや自分の立場をとれ、また、そのための努力も出来る方なのでしょう。成熟した芸人の様に。

自虐ネタと、高い演奏スキル。一見ギャップがある様ですが、それは、廻りと自分がわかってる結果。オシャレです。 (・・・では、ゲス。最終回、ちゃんMARI編は、一週間後。~ 実は、ワタシは、これを書きたかった!!)

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