CICADA 来阪
CICADAが、新曲をアナログレコードで発売した。それを記念したツアー。大阪にも来てくれた。
今回のステージ、MCのスタイルも編曲も、すごく「煽る」感じになってたので、キーボードの及川さん (どうも、彼が、楽曲演出のアイディアを出すことが多いらしい。) に話を訊いたところ、「イロイロやってみてる。今回は、他のバンドがテンション高いのでパワフルにやってみた。ボーカルの城戸も今日は頑張ってた。」らしい。翌日、HMVグランフロント店のインストアライブにも行くと、こちらはミニマムセットで昨日と打って変わり、編曲がオシャレでエレガントで、それでいて、ちょっとカワイイ感じになってた。確かに「イロイロやってみてる。」
来年5月の初ワンマンライブに向けて、どれだけファンを拡げられるか、客との間合い見合いで、バンドのスタイルを模索中らしい。
スラムダンクという大ヒット名作スポーツマンガがあるが、このマンガも連載開始の時は、考えられないくらい学園ラブコメディノリだったり、読者アンケート企画だったりと、いろいろ試しながら読者との間合いを計りどんどんトラディッショナルなスポーツマンガに洗練・収束されていった。ヒロインの顔なんか、最初と最後で全然別人である。
この客との間合いを計るためにイロイロやる時期というのが、アーチスト活動には必ずある様で、ゲス。なんか、最初のころは寸劇をしてたらしい。立体派前のピカソだって、信じられないくらいイロイロやってる。
客との間合いが「読めた!!」と思える瞬間がやってくる。その日を目指してガンバレ!! 応援してます。